【12月21日 AFP】対立する民族間の戦闘が全土に広がり、大量殺りくと難民の増加が伝えられているアフリカの南スーダンでは20日、各国政府が自国民を避難させる緊急の取り組みを行った。

 英国は同日、ジュバに2機目の軍用機を送り、93人を出国させた。中国外務省によると、中国石油天然ガス集団(China National Petroleum CorporationCNPC)は南スーダンの油田から従業員を引き揚げ始め、他の中国企業も同様の措置を取っている。

 米国は同国資産を保護するために兵士45人をジュバに派遣し、米大使館を閉鎖したことを明らかにした。バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は、南スーダン情勢は「危機の瀬戸際にある」との認識を示した。