【12月20日 AFP】英中央銀行のイングランド銀行(Bank of England)はこのほど、合成樹脂のポリマーを素材とする5ポンド紙幣を2016年から発行すると発表した。同行がポリマー紙幣を導入するのは、300年に及ぶ歴史上で初となる。

 イングランド銀行の18日の声明によると、新5ポンド紙幣の肖像は第2次世界大戦下の英国を率いたウィンストン・チャーチル(Winston Churchill)元首相になる。2017年には、英女性作家ジェーン・オースティン(Jane Austen)の肖像を採用した新10ポンド紙幣でもポリマー素材を使用する。

 現在、ポリマー紙幣は世界25か国以上で導入されており、うち少なくとも7か国は全紙幣がポリマー製。ただ、米ドルやユーロ、円、スイスフランなど主要通貨では導入例がなく、ポンドが初となる。イングランド銀行によれば3年にわたる調査で、ポリマー紙幣は従来の綿を素材としたコットン紙幣より汚れにくく、2.5倍以上長持ちする上、偽造もしにくいとの結果が出ており、国民の意見も聞いた上で素材変更を決定したという。(c)AFP