【12月16日 AFP】米映画の黄金期に活躍したオスカー女優ジョーン・フォンテイン(Joan Fontaine)さんが15日、死去した。96歳だった。米メディアが報じた。

 米エンターテインメント情報誌ハリウッド・リポーター(Hollywood Reporter)がフォンテインさんの助手の話として伝えたところでは、フォンテインさんは米カリフォルニア(California)州北部カーメル(Carmel)の自宅で、老衰のために亡くなった。

 英国人の両親を持ち、日本で生まれたフォンテインさんは1919年に米国に移住し、姉のオリビア・デ・ハビランド(Olivia de Havilland)さんと共に女優を志した。

 アルフレッド・ヒッチコック(Alfred Hitchcock)監督に見いだされ、女優として開花。同監督の『断崖(Suspicion)』でアカデミー主演女優賞を受賞した。ヒッチコック監督作品で主演女優賞を受賞したのはフォンテインさんただ1人。

 姉のオリビアさんも『遥かなるわが子(To Each His Own)』などで2度主演女優賞を受賞。アカデミー賞史上、兄弟や姉妹がともに主演賞を受賞したのは、フォンテインさん姉妹だけだ。(c)AFP