【12月4日 AFP】約1年前にオンライン版に完全移行した米誌ニューズウィーク(Newsweek)が、2014年初頭から紙媒体の雑誌を復活させる計画を立てていると、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が3日、伝えた。

 ニューズウィーク誌は2012年12月を最後に、紙媒体での出版を終えていた。ニューヨーク・タイムズ紙によると、同誌のジム・インポコ(Jim Impoco)編集長は、伝統のライバルである米誌タイム(Time)のようなメディアを目指すのではなく、英誌エコノミスト(Economist)のような定期購読ベースのメディアを目指すと話している。

 インポコ氏は紙媒体について、「プレミアム商品、ブティック(特化型)商品と考えている」と述べたという。発行再開は来年1月か2月と見込まれている。

 ニューズウィークは1990年代初頭、全世界で330万人の購読者を持っていたが、販売部数はその後20年間減少を続け、2010年には150万人になった。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、インポコ氏は初年度の紙媒体の発行部数を10万部と見積もっている。(c)AFP