【12月3日 AFP】世界各国の政治腐敗の実態を監視する非政府組織(NGO)「トランスペアレンシー・インターナショナル(Transparency InternationalTI)」は3日、2013年の世界の腐敗認識指数(Corruption Perceptions Index)を発表した。

 指数は、各国の専門家と民間企業部門の人々が認識する政治腐敗の度合いを示したもので、極めて腐敗していることを指す「0」から、非常にクリーンであることを指す「100」までの範囲で示される。

 調査は世界177の国と地域が対象。70%近くの国と地域で汚職の「深刻な問題」があった。また、3分の2が指数50以下だった。

「最も改善した」国と地域の1つには、元軍政が民主化プロセスを開始し、投資ブームに沸くミャンマーが挙げられた。

 同団体のユゲット・ラベル(Huguette Labelle)代表は「パフォーマンスの高い上位の国々は、透明性が説明責任を支え、腐敗を防止することをはっきりと示している」と述べた。

■クリーンな国ベスト10

1位 91 デンマーク
1位 91 ニュージーランド
3位 89 フィンランド
3位 89 スウェーデン
5位 86 ノルウェー
5位 86 シンガポール
7位 85 スイス
8位 83 オランダ
9位 81 オーストラリア
9位 81 カナダ

■腐敗した国ワースト10

168位 17 シリア
168位 17 トルクメニスタン
168位 17 ウズベキスタン
171位 16 イラク
172位 15 リビア
173位 14 南スーダン
174位 11 スーダン
175位 8 アフガニスタン
175位 8 北朝鮮
175位 8 ソマリア

(c)AFP