【12月2日 AFP】米年末商戦の皮切りとされる感謝祭明けの金曜日「ブラックフライデー(Black Friday)」を含む週末、米国各地では昨年を上回る約1億4100万人の買い物客がショッピングを楽しんだ一方、1人当たりの支出額は昨年より減ったことが、1日に発表された市場調査で明らかになった。売り上げは実店舗よりインターネット通販のほうが好調だった。

 全米小売業協会(National Retail FederationNRF)の調査によると、「ブラックフライデー」の11月29日に実店舗またはオンライン店舗で商品を購入した買い物客は、前年比3.5%増の9200万人だった。

 また、最近では感謝祭当日の木曜日から1日前倒しでセールを始める店が増えているが、今年は前年比27%増となる450万人が28日中に買い物に訪れた。

 11月28日~12月1日の4日間の来客数は、米成人人口の59%に相当する1億4100万人だった。

 ただ、この4日間の総支出額は1人当たり平均407ドル2セント(約4万2000円)と昨年より少なく、2009年以来初めて前年実績を下回った。

 4日間の売上高は5740億ドル(約58兆7500億円)で、昨年の5910億ドル(約60兆5000億円)から2.7%減にとどまった。(c)AFP