【11月30日 AFP】イランのレザ・ナジャフィ(Reza Najafi)国際原子力機関(International Atomic Energy AgencyIAEA)担当大使は29日、先に主要国と合意した同国の核開発計画の6か月間の一部凍結の履行を、早ければ12月末、遅くとも来年1月初めまでに始める方針を明らかにした。

 イランと国連安全保障理事会(UN Security Council)の常任理事国(米英中仏露)にドイツを加えた6か国(P5+1)は24日にこの歴史的な合意に達していた。イランに対する制裁緩和の見返りに、イランは核開発計画の一部を凍結するとしていたが、開始時期は明らかになっていなかった。

 核開発計画の凍結を実行すれば、イランには制裁緩和によって約70億ドル(約7200億円)が入る。さらにP5+1は、イランがこの合意を履行する限り6か月間は新たな制裁を見合わせることも約束している。(c)AFP/Simon STURDEE