【11月28日 MODE PRESS】「マルベリー(MULBERRY)」が、2014年2月に開催されるロンドン・ファッションウィークでのショー参加を見送ると発表した。クリエーティブ・ディレクターを辞任したエマ・ヒル(Emma Hill)の後任が決まっていないことが理由のようだ。

 関係者は「マルベリーはまだ新クリエーティブ・ディレクターの最終決定にいたっておらず、2月のショーは行いません」と発表した。一方で「ロンドン・ファッションウィークそのものには参加が確定しています。近いうちに、どのような形で参加をするか、詳細を発表する予定です」とコメントした。

「マルベリー」のクリエーティブ・ディレクターを6年間務め、大成功を収めた2014年春夏コレクションの発表を最後に役職を退いたエマ・ヒルは、辞任前、デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)紙に「マルベリーには約6年間在籍していました。今までで一番長い期間でした。その6年で、マルベリーは大きく変わりました。競争が激しくなり、今のマーケットは5年前と比べるととても厳しくなっています。ですがマルベリーには特別な魅力があると感じていますし、グローバルな成功も可能だと思っています。成長を見守るのが楽しみです」と語っていた。

 エマの後任には、アーデム・モラリオグル(Erdem Moralioglu)、ローラン・ムレ(Roland Mouret)、メアリー・カトランズ(Mary Katrantzou)、ソフィー・ハルム(Sophie Hulme)などの名前が上がっているが、正式な発表はされていない。 (c)Bang Showbiz/MODE PRESS