【11月26日 MODE PRESS】ジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)がイタリア・ファッション協会(National Chamber of Italian Fashion)に加入した。アルマーニはミラノ・ファッションウィークの活動強化と伊ファッション業界の世界に向けた発信力を強化するため同協会に貢献することを約束した。

 全ての伊ファッションブランドがミラノでコレクションを発表することが入会の条件だと以前、語っていたアルマーニだが、それを実現するためにも早急な対応が必要と判断したようだ。

 アルマーニは「国の名声のためにも、イタリアのブランドの全てがミラノでショーを開くべきだという考えは変わりません。ですが起業家として、今の状況を変えていくのにある程度の時間が必要であることも理解しています」とコメント。

「(コレクションの発表の場をミラノに戻すと発表した)エンニョ・カパサ(Ennio Capasa)には感謝しています。私の決断にとって大事な一歩となりました。他のブランドが同じ道を歩むことを願いつつ、今私がやるべきことは、イタリアのファッション界を発展させるために、強い思いを発信していくことだと思っています。また、イタリア・ファッション協会のメンバーがとった行動を支援する姿勢も現していくべきだと思いました」と発表した。

 イタリアのブランドの多くはパリ、ロンドン、ニューヨークなどの他の都市でのショー開催する傾向にある。アルマーニの発表はパリでコレクションを発表している「ミュウミュウ(Miu Miu)」が、ほとんどの事業をイタリアからパリに移すと発表した直後のことだった。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS