【11月27日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)は26日、グループリーグ第5節の試合が各地で行われ、グループHのACミラン(AC Milan)は3-0でセルティック(Celtic)を下した。

 この勝利でミランは、7試合連続で勝ち星がなかった状態を打破したとともに、セルティックをグループリーグ敗退に追い込んだ。

 同グループの他の試合でアヤックス(Ajax)がすでに突破を決めているFCバルセロナ(FC Barcelona)を2-1で破ったことから、アヤックスとミランは、残る1つの決勝トーナメント進出枠を懸けて対決することとなる。一方グループH最下位が決定したセルティックは決勝トーナメント出場の可能性は絶たれたが、最後のグループリーグ試合でバルサと対戦するため、敵地カンプ・ノウ(Camp Nou)に向かう。

 欧州のアウェー試合でほぼ1年にわたって白星がなかったミランだが、敵地で行われたこの試合では前半12分にカカ(Kaka)がCKに頭で合わせ、完璧な滑り出しを見せた。

 セルティックは後半開始直後にビルヒル・ファン・ダイク(Virgil Van Dijk)が得点機を棒に振った上、後半4分にクリスティアン・サパタ(Cristian Zapata)に追加点を許し、ミランにリードを広げられた。

 その数分後、ファン・ダイクがシュートを決めるもオフサイドと判定され得点は無効に。同14分にはマリオ・バロテッリ(Mario Balotelli)がミランの3得点目を挙げて、セルティックの希望を打ち砕いた。

 結果ミランは勝ち点8で、グループ3位のアヤックスと勝ち点1差で2位を維持。セリエAでチームが低迷していたことから批判されていたマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督にかかる重圧を和らげることができた。ミランは23日に行われたジェノア(Genoa CFC)戦で1-1で引き分け、試合後スタジアムの外でファンから抗議されていた。

 アレグリ監督は試合後、喜びをあらわにした。

「技術的に見てもわれわれは優れたプレーをした。いいチャンスを何度も作ることができた」

「勝ててとても嬉しい。この調子を国内リーグでも続けることができるようにしなければ」

(c)AFP/Alistair Watson