【11月26日 AFP】インドネシア西部で、大規模な火山噴火が発生し、25日までに1万8000人近くが避難した。政府当局が発表した。

 スマトラ(Sumatra)島のシナブン山(Mount Sinabung)の大噴火を受けて、当局は先週末、最も緊急性が高い警報を出し、半径5キロ以内の住民に避難を呼び掛けた。

 国家防災庁の報道官によると、シナブン山は25日にも6回噴火。火口からは、高さ2000メートルにまで及ぶ火山灰の柱が立ち上った。同報道官は、「警戒レベルを引き上げたため、避難した人の数は大幅に増加した」と述べ、前日におよそ1万2000人だった避難民の数は、現在1万7713人に上ると明かした。(c)AFP