【11月23日 AFP】フィリピン政府は22日、今月8日に同国中部を直撃した猛烈な台風30号(アジア名:ハイエン、Haiyan)で死亡した人が5200人を超えたと発表した。

 防災当局の報道担当者によると、同日までに確認された死亡者は5209人、行方不明者は1611人。死亡者は前回発表の4015人から1200人近く増えた。

 今回の台風で、フィリピンは観測史上最も強い規模の強風と津波のような高潮に襲われ、同国の自然災害としてはマグニチュード(M)7.9の地震に引き起こされてミンダナオ(Mindanao)島のモロ湾(Moro Gulf)を襲い、5000~8000人が死亡した1976年の津波に匹敵する犠牲者が出る結果になった。(c)AFP/Martin ABBUGAO