【11月20日 AFP】インド東部で旅客機の清掃業務を行っていた作業員が、トイレの中で時価総額7000万ルピー(約1億1200万円)相当の金の延べ棒24本を発見した。当局者が20日、発表した。

 インドの大手民間航空会社ジェットエアウェイズ(Jet Airways)の航空機は、同国東部パトナ(Patna)からの飛行を終え、19日にコルカタ(Kolkata)の空港で清掃作業が行われていた。この機体は以前、国際便として運航されていた。

「空港の清掃スタッフが通常の手順で作業していたところ、機内のトイレからバッグ2つを発見した」と、空港責任者のB・P・ミシュラ(B.P. Mishra)氏はAFPの取材に語った。重さ1キロの金の延べ棒計24本の「(持ち主は)まだ名乗り出ていない。まだ逮捕された人はいない」という。

 インドは中国と並ぶ世界最大規模の金消費国。だが、関税が今年に入って3倍に引き上げられたことを受け、金の密輸が急増している。(c)AFP