【11月19日 AFP】国連(UN)の世界食糧計画(World Food ProgrammeWFP)は19日、フィリピンを直撃した台風30号(アジア名:ハイエン、Haiyan)の被災者60万人に、被災11日目の現在も依然として支援が届いていないと述べた。

 WFPのアーサリン・カズン(Ertharin Cousin)事務局長はマニラ(Manila)で記者団に対し、被災者190万人にコメと高栄養のビスケットを配布したと述べた。だが、食糧を必要とする被災者の推計は250万人に上っている。

 カズン氏は、離島や道路状況などの「地理的な課題」により支援が困難になっていると述べ、被災者推計の250万人は「控えめ」な推計だと付け加えた。(c)AFP