【11月18日 AFP】台風30号(アジア名:ハイエン、Haiyan)で壊滅的被害を受けたフィリピンの支援に向け、海上自衛隊の艦艇2隻が18日、広島県の呉基地を出港した。フィリピン到着は22日となる見込みだという。

 防衛省によると2隻の艦艇には、隊員650人余りが乗船しているほか、ヘリコプター6機が積み込まれた。自衛隊の海外派遣としては過去最大規模となる。

 このほか、自衛隊はC-130輸送機7機、KC-767空中給油・輸送機2機、U-4多用途支援機1機をフィリピンに派遣する。

 隊員らは現地で、医療支援や援助物資輸送などの任務に従事する。

 前週には自衛隊員約50人が第1陣として被災地入りしており、最終的にフィリピンへ派遣される隊員数は1200人規模となる見通しだが、残りの隊員の今後の派遣スケジュールは未定。(c)AFP