【11月14日 AFP】米首都ワシントンD.C.(Washington D.C.)にある世界最大規模のスミソニアン(Smithsonian)博物館では13日、インターネットを通じた立体画像の公開を開始した。ライト兄弟が製作した世界初の有人飛行機やマンモスの骨格標本といった収蔵品の立体画像をウェブ上で見ることができる。

 同博物館の収蔵品のうち、このプログラムで観覧が可能なものには、ライト兄弟が製作し、1903年に世界初の有人動力飛行に成功した「ライト・フライヤー(Wright Flyer)号」や鯨の化石などがある。

 スミソニアン博物館がウェブサイト(http://3d.si.edu.)で公開している収蔵品の画像は、立体的に回転させたり、拡大したりしてあらゆる視点から見ることができる。またデータをダウンロードして3Dプリンターでオブジェクトを造形することも可能だという。

 このプログラムには、35万ドル(約3470万円)の予算が充てられたほか、3D技術を有する複数企業から無償の技術提供があった。(c)AFP