【11月14日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の大陸間プレーオフ第1戦が13日、アンマン(Amman)で行われ、ウルグアイが5-0でヨルダンに先勝し、来年のW杯進出をほぼ確実にした。

 国際サッカー連盟(FIFA)の世界ランキング6位につける南米の強豪ウルグアイは、試合開始直後に数分間ほど緊張感が漂った満員のアンマン国際スタジアム(Amman International Stadium)で、同ランク70位のヨルダンを一蹴した。

 前半22分ウルグアイは、エディンソン・カヴァーニ(Edinson Cavani)のヘディングをヨルダンのGKが弾くと、こぼれ球に反応したポルトガル1部リーグのベンフィカ(Benfica)に所属するマキシ・ペレイラ(Maxi Pereira)が押し込み、先制点を挙げた。

 ウルグアイは続く同42分、カヴァーニがおとりになったプレーから、スペイン1部リーグのRCDエスパニョール(RCD Espanyol)に所属するクリスティアン・ストゥアニ(Christian Stuani)が追加点を奪った。

 フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)で活躍するカヴァーニがスローインのボールをスルーすると、ボールを受けたニコラス・ロデイロ(Nicolas Lodeiro)のパスから最後はストゥアニが至近距離からゴールを決めた。

 ヨルダン代表を率いるエジプト人のホッサム・ハッサン(Hossam Hassan)監督は、チームがすべてのアラブ諸国に希望をもたらすとして、アラブの誇りを呼び覚まそうと選手を鼓舞していたが、ウルグアイは欧州の主要リーグでプレーする主力選手があまりにも好調だった。

 迎えた後半、ヨルダンが再開直後に大きなチャンスを手にしながらも至近距離からの決定機を逃すと、その後はウルグアイが主導権を握り、後半24分には崩壊したヨルダンの守備陣がカヴァーニにバックパスを許すと、ボールを受けたロデイロがチーム3得点目を記録した。

 後半31分にクリスチャン・ロドリゲス(Cristian Rodriguez)のハーフボレーで追加点を挙げたウルグアイは、終了直前のロスタイムにカヴァーニが素晴らしい直接FKを決め、試合を締めくくった。(c)AFP