【11月12日 AFP】イタリア・セリエAは11日、ユベントス(Juventus)に対し、本拠地で行われる次の2試合で観客席の一部閉鎖する処分を下した。

 ユベントスのサポーターが、10日に行われたナポリ(SSC Napoli)戦で「ナポリとそこに住む人々に差別的な振る舞い」を行ったため、今回の制裁が下った。試合は、ユベントスが3-0で勝利している。

 試合前と試合中には両サポーターの間でいくつかの小競り合いが起きていたものの、スタジアムの係員がおおむね状況をコントロールしていた。

 しかし、熱狂的なユベントスのサポーターが通常集う「クルバ・ノルド(Curva Nord、北側スタンド)」からは、少数のナポリのサポーターに対して試合中やじが数度にわたって飛んでいた。

 さらに、ユベントスのサポーターはベズビオ火山(Mount Vesuvius)を描いたバナーをかかげて穴の空いた部分の下で発煙筒を炊き、さらには相手を中傷するチャントを歌った。

 リーグの規律委員は、このチャントが処分の対象となったと発表している。

 これにより、ユベントス・スタジアム(Juventus Stadium)の「クルバ・ノルド」が1試合閉鎖され、「クルバ・スッド(南側スタンド)」が2試合閉鎖される。(c)AFP