【11月11日 AFP】国際宇宙ステーション(International Space StationISS)に66日間滞在していた宇宙飛行士の3人が11日、地球に帰還し、2014年ソチ冬季五輪の聖火トーチを持ち帰った。

 ロシアのフョードル・ユールチキン(Fyodor Yurchikhin)飛行士、米航空宇宙局(NASA)のカレン・ ナイバーグ(Karen Nyberg)飛行士、イタリアのルカ・パルミタノ(Luca Parmitano)飛行士は宇宙船ソユーズ(Soyuz)でグリニッジ標準時(GMT)の午前2時49分(日本時間の午前11時29分)に雪の積もったカザフスタンの草原に着陸した。

 飛行士に持たれて宇宙空間を「遊泳」した聖火トーチは、頑丈に梱包されて地球に持ち帰られた。宇宙では聖火トーチは点火されなかった。

 ロシアはソチ五輪を前に史上最大規模の聖火リレーを企画し、トーチは宇宙の他にもロシア全域や北極点にも運ばれた。(c)AFP