【10月30日 AFP】24ドル(約2400円)分の仮想通貨「Bitcoin(ビットコイン)」を購入して、4年ほどそのことを忘れていたノルウェーの男性が、その間のビットコインの高騰のおかげでオスロ(Oslo)市内に住居を購入することができた──。

 2009年、暗号化技術の研究をしていたクリストファー・コーシュ(Kristoffer Koch)さんは当時誕生したばかりだったビットコインに気まぐれで少額を投資することにした。

 現在29歳のエンジニアのコーシュさんは今年4月、たまたま見かけたビットコイン高騰の記事から、自身もビットコインに投資していたことを思い出した。投資から4年、コーシュさんが投資していた5000ビットコインの価値は数千万円に膨れ上がっていた。

 コーシュさんは丸一日かけてパスワードを思い出し、その一部を売却して110万クローネ(約1800万円)の現金を手に入れた。税金として28%が引かれた後、残った資金でオスロ市内の住居購入に向け頭金を支払い、部屋のリフォームも行った。

「こんなに高騰するとは夢にも思わなかった」とコーシュさんは語っている。(c)AFP