【10月28日 AFP】13F1第16戦インドGP(India Grand Prix 2013)決勝で27日に総合4連覇を決めたレッドブル(Red Bull)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)は、決勝前日の26日、2014年から始まる電気自動車レース「フォーミュラE(Formula E)」について「静かすぎる」と述べ、F1の未来ではないとの否定的な見解を示した。

 ベッテルは26日、「僕は全く気に入らないよ。あるべき未来ではないと思う」と述べ、「ファンたちはF1 を感じるために来ているのだと思う。車が通り過ぎ過ぎる際に風の音しかきこえなかったら感じるものは何もない」と続けた。

「もしかしたら僕は古い人間なのかもしれないが、F1には、絶叫や爆音、振動といったものが必要だと思う」

 ベッテル自身は、初めてのF1観戦となった1992年のホッケンハイム(Hockenheim)でのフリー走行が忘れられないという。

「フォーミュラE」シリーズは来年9月から、北京(Beijing)を皮切りに世界10都市で開催される予定。既に5チームが参戦を表明している。(c)AFP