【10月27日 AFP】シリアのクルド人勢力とイスラム武装組織が26日、イラクとの国境付近で衝突し、クルド人勢力が国境付近を掌握した。シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)が活動家の話として明らかにした。この戦闘で、双方に複数の死者が出た。

 シリア人権監視団によると、クルド人勢力は明け方、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系イスラム過激派組織の「イラク・レバント(地中海東岸地域)のイスラム国(Islamic State of Iraq and the LevantISIL)」、「アルヌスラ戦線(Al-Nusra Front)」、およびその他の反体制派と衝突した後、イラクとの国境にあるAl-Yaarubiaの国境検問所を掌握したという。

 クルド人勢力は、イラク北部にあるようなクルド人自治区をシリア国内にも作ることを目指している。このことが、シリアのバッシャール・アサド(Bashar al-Assad)大統領の政権とイスラム教スンニ派主導の反体制派との戦いをさらに複雑にしている。

 反体制派は数か月前から互いに銃を向けあうケースが増加しており、反体制派が広い範囲を支配下に収めた北部では、イスラム過激派の各勢力がシリア反体制派の主流である「自由シリア軍(Free Syrian ArmyFSA)」と戦っている。(c)AFP