【10月24日 AFP】インターネットのドメイン名やIPアドレスを管理する非営利組織ICANNInternet Corporation for Assigned Names and Numbers)は23日、ドメイン名を表す文字列の末尾に初めてラテン語系以外の言語の文字を採用する方針を発表した。

 ICANNによれば、ウェブサイトのアドレスの末尾にあたるトップレベルドメイン(TLD)に漢字や、ロシアなどで使われているキリル文字、アラビア文字などを使用することが承認された。歴史的にこれまでTLDにはアルファベットで「.com」や「.gov」などが使用されてきた。

 ICANNの一般トップレベルドメイン(gTLD)部トップのアクラム・アタラ(Akram Atallah)氏は「ついにインターネットが始まって以来、最大の変化が起きようとしている」と語った。

 ICANNによると、TLDが「ゲーム」を表す中国語や、「ウェブ」や「ネットワーク」を表すアラビア語、「サイト」や「オンライン」を表すキリル文字を使っているスラブ語が既に組み込まれており、今後さらに多くの種類が追加されていくという。(c)AFP