【10月18日 AFP】デフォルト(債務不履行)の危機が土壇場で回避され、16日間にわたり続いていた政府機関の一部閉鎖が解除された米国の首都ワシントン(Washington D.C.)では17日、政府機関職員がコーヒーを片手に出勤する朝の光景や、再開した博物館などが観光客らでにぎわう様子が見られた。

 ワシントン市内ではネクタイにコート姿の男性職員やスカートとハイヒールを履いた女性職員らが一斉に地下鉄を降り、足早に政府機関の職員通用口に向かうなど、平日のリズムを取り戻した。

 商務省に出勤した30代の女性職員は、「家族とゆっくり過ごせて楽しかったわ」と話しながらも、少し憂鬱そうに「10月はとても忙しい月。2週間以上も仕事が遅れてしまって、これからが大変」と付け加えた。(c)AFP/Fabienne FAUR