【10月12日 AFP】13MLBは11日、プレーオフのナ・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)第1戦が行われ、セントルイス・カージナルス(St. Louis Cardinals)が延長13回に3-2でロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)からサヨナラ勝ちを収めた。

 サヨナラ安打を放ったカージナルスのカルロス・ベルトラン(Carlos Beltran)は全打点をたたき出し、延長10回には相手走者を本塁で刺殺して2-2からの勝ち越しを許さなかった。

 カージナルスは2-2で迎えた13回裏、代打ダニエル・デスカルソ(Daniel Descalso)が安打で出塁すると、マット・カーペンター(Matt Carpenter)が四球で続き一死一、二塁にランナーを置いた。ベルトランは、代わって登板したドジャースの守護神ケンリー・ジャンセン(Kenley Jansen)から右翼線へサヨナラ適時打を放ち、真夜中を過ぎた4時間47分の戦いに終止符を打った。

 7番手で登板し、2回を投げて無失点に抑えたランス・リン(Lance Lynn)が勝ち投手となった。

 ドジャースは3回にホアン・ウリーベ(Juan Uribe)の適時打で先制したものの、その裏にドジャースのザック・グレインキー(Zack Greinke)がカージナルスの先発投手ジョー・ケリー(Joe Kelly)にこの試合初安打を許すと、その後さらにランナーを四球で出し、ベルトランに中越えの2点適時二塁打を許した。

 延長に入ってドジャースは10回と11回に2人の走者を出しながらもチャンスを逃して均衡を破ることができず、勝利を逃した。

 第2戦は12日に引き続きセントルイス(Saint Louis)で行われ、カージナルスは新人のマイケル・ワカ(Michael Wacha)が、ドジャースはエースのクレイトン・カーショウ(Clayton Kershaw)が先発する見込みとなっている。(c)AFP