【10月12日 AFP】米国務省は11日、米軍がパキスタンで行った軍事作戦でイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(Tehreek-e-Taliban PakistanTTP)」の幹部を拘束したと発表した。

 マリー・ハーフ(Marie Harf)副報道官は、「軍事作戦でTTPの上級司令官であるラティフ・メスード(Latif Mehsudf)容疑者を拘束した。同容疑者はTTPのハキムラ・メスード(Hakimullah Mehsud)司令官の腹心の部下だ」と説明した。ただ、作戦が実施された場所や日時などの詳細は明らかにしなかった。

 副報道官はTTPが2010年に米ニューヨーク(New York)のタイムズスクエア(Times Square)で起きた爆破未遂事件への関与を認めて「米本土を再び攻撃すると明言していた」と述べるとともに、パキスタンで発生した米外交官襲撃事件や、一般市民が殺害された複数の事件にTTPが関わってきたと指摘した。(c)AFP