【10月3日 AFP】核兵器開発を進める北朝鮮が老朽化した原子炉を再稼働させ、プルトニウムの生産を再開したとみられると、最新の画像を分析した米ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)の米韓研究所(US-Korea Institute)が2日、明らかにした。

 同研究所は先月、寧辺(Yongbyon)にある原子炉が再稼働している兆候がみられると指摘していた。9月19日に商業衛星が撮影した画像から、新しい排水管から原子炉の温廃水が川に排出されているのが確認できたという。

 同研究所のニック・ハンセン(Nick Hansen)氏はブログ「38ノース(38 North)」で、「排水があるということは、この5メガワットのプロトニウム原子炉が再稼働しているということだ」と説明している。

 7月下旬の写真では、温廃水が排出されている様子は確認されておらず、再稼働したのは最近とみられている。(c)AFP