ベッカム氏はレアルに在籍した4シーズンでリーグ優勝を1度経験し、その後に米国へ移った。

「LAギャラクシーへ行くと聞いたときは信じられなかった。信じられなかったし、理解できなかった。多分、一生理解できないだろう」

「もし私が関わっていたら、ベッカムが必ず最高のチームへ行けるようにしてやったはずだ。レアル・マドリードは最高のチームだったと思うし、ユナイテッドもそうだ」

 しかしながらファーガソン氏は元教え子への賞賛も忘れない。

「それでもベッカムは、自分の力でもう一度評価を勝ち取った。その後も何年かはイングランド代表でプレーした。ACミラン(AC Milan)に行って欧州のカップ戦にも参戦した。信じられない選手だ。本当に――頑張った、良くやったと言ってやりたい。彼が人生で築いた地位に議論の余地はない」