「私のところに来た12歳の少年の頃、ベッカムの何よりの望みは最高のサッカー(をすること)だった」とファーガソン氏は切り出した。

「素晴らしく練習熱心で、いつも練習していたよ。日が暮れると他のスクール生とともにやって来て、みんなで練習していたものだ。そういう環境にベッカムはいたんだ」

「周知のとおり、その後ベッカムの人生は変わった。そう、スパイスガールのあの子(ヴィクトリアさん)と結婚したときにね。集中の対象が変わったんだ。まあ、セレブリティーの地位のとりこになっていったわけだ。一方の私はサッカー人だ。いちサッカー人なんだよ」

「ベッカムは集中をなくした。われわれは彼をレアル・マドリードに売却したが、彼はそこでも良くやった」