【10月1日 AFP】9月30日に発表された企業ブランド価値の世界ランキングで、米飲料大手コカ・コーラ(Coca-Cola)が初めてトップの座を失い、スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」やタブレット型端末「iPad(アイパッド)」などの大人気製品を生み出した米アップル(Apple)が首位に躍り出た。

 同ランキングは、広告複合企業オムニコム(Omnicom)傘下のコンサルティング企業インターブランド(Interbrand)が2000年に開始したもの。これまではコカ・コーラが常に首位を保ってきたが、最新の2013年版ランキングで初めて1位の座を明け渡した。

 2位は米IT大手グーグル(Google)で、コカ・コーラは3位まで転落した。

 だがインターブランドは、初めてトップの座を獲得したアップルについても、特にスマートフォン市場において、今回のランキングで9位につけている競合企業である韓国のサムスン電子(Samsung)を注視していく必要があると警告している。

 インターブランドによると、アップルのブランド価値は前年比28%増の983億1000万ドル(約9兆6600億円)。2位のグーグルのブランド価値は932億9000万ドル(約9兆1700億円)。(c)AFP