【9月24日 AFP】米マイクロソフト(Microsoft)は23日、同社のタブレット端末「サーフェス(Surface)」の新モデル2種を発表した。昨年発売した初代サーフェスは消費者を引きつけることに失敗したが、新製品でモバイル端末市場での巻き返しを図る。

 マイクロソフトは米ニューヨーク(New York)で開いた発表会で、新たに発売される新機種「サーフェス2(Surface 2)」と「サーフェス・プロ2(Surface Pro 2)」では「処理能力と電池寿命の改善など、飛躍的な機能強化」を施したと説明。また、初代サーフェスよりもやや薄く、軽量になっているという。
 マイクロソフトは昨年、初代サーフェスを市場に投入したが、米アップル(Apple)の「iPad(アイパッド)」や米グーグル(Google)のモバイル向けOS「アンドロイド(Android)」を搭載した競合製品がシェアの大半を占める市場に食い込むには至らなかった。

 マイクロソフトは、画面を立てて使えるキックスタンドと取り外し型のキーボードが特徴でノートPCの機能をほぼ全搭載したサーフェスを、タブレット型端末の代替機種として市場投入したが、市場アナリストによると、初代サーフェスの市場シェアは2%以下にとどまっている。
 米国での販売価格は、「サーフェス2」が449ドル(約4万4000円)「サーフェス・プロ2」が899ドル(約8万9000円)。9月24日から予約を受け付け、10月22日に米国、英国、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、香港、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイスの21か国・地域で販売を開始。加えて中国では、11月初旬に発売予定だ。(c)AFP/John BIERS