【9月20日 AFP】1年以内に退任する意思を先ごろ表明した米マイクロソフト(Microsoft)のスティーブ・バルマー(Steve Ballmer)最高経営責任者(CEO)は19日、最大の後悔は「ケータイ」に乗り遅れたことだと振り返りつつ、しかしマイクロソフトにとってまだ「負け」を認めるべきではないと語った。

 アナリスト会議に出席したバルマーCEOは「2000年代の初めにウィンドウズ(Windows)周辺でやらなければならなかったことに我々は没頭しすぎ、『携帯電話』という新しいデバイスに才能ある人材を振り分けられない時期があった。最大の後悔だ。ウィンドウズにとっても、わが社が未開拓の分野での成功にとっても、有効だったかもしれない」と反省の弁を語った。

 スマートフォン(多機能携帯電話)とタブレットPCの市場は現在、米アップル(Apple)の「iPhone(アイフォーン)」「iPad(アイパッド)」や、グーグルの携帯向け基本ソフト(OS)「アンドロイド(Android)」を搭載した機種に独占されている。

 バルマー氏は携帯端末市場におけるマイクロソフトのシェアは「ほとんどない」ことを認めた上で、だからこそ大きな「逆転の機会」があると語った。携帯電話では最近発表したフィンランド携帯大手ノキア(Nokia)の携帯電話事業買収に期待を寄せている。同社とはすでにマイクロソフトのOSを搭載したスマートフォン「ルミア(Lumia)」で提携している。

 一方、マイクロソフトが昨年発売したタブレットPC「Surface(サーフェイス)」は消費者をつかみきれず、値下げを迫られたため、直近の四半期決算に多額の損失を与える結果となった。マイクロソフトは23日に次世代タブレットPCを発表する予定だ。(c)AFP