【9月20日 AFP】フランスのフランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領は19日、シリアの反体制派組織「自由シリア軍(Free Syrian ArmyFSA)」への武器供与に賛成する姿勢を示しつつも、「管理された環境下」で「多数の国々と共に」行わなければいけないと述べた。

 マリのイブラヒム・ブバカル・ケイタ(Ibrahim Boubacar Keita)大統領の就任式に出席するために同国を訪問したオランド氏は、首都バマコ(Bamako)で記者会見し、「ロシアは定期的に(武器を)送っているが、われわれは多数の国々と共に管理可能な枠組みを使い、より広い文脈で行う。武器がイスラム主義者の手に渡る状況を作ってはいけないからだ。われわれは、武器を供給する場合は、FSAに渡るよう管理したいと常に表明してきた」と述べた。

 フランスのマニュエル・バルス(Manuel Valls)内相はこれに先立つ同日、国内で数百人のイスラム主義戦闘員がシリアでの戦闘に志願しており、フランスに戻った際には治安上の脅威になり得ると警告していた。

 シリア内戦の戦闘に加わったり、シリアへの渡航を計画したり、シリアから最近帰国したりしたフランス国籍またはフランス在住の人の数は300人を超える、とバルス内相は仏ラジオ局フランス・アンテル(France Inter)に語った。大半は過激思想に染まった若い男性で、多くは非行歴があるという。(c)AFP