【9月18日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ2013-14(UEFA Champions League 2013-14)は17日、 グループリーグ第1節の試合が各地で行われ、グループAのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は4-2でバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)を下した。

 ウェイン・ルーニー(Wayne Rooney)がマンチェスター・ユナイテッドでの自身200得点を達成し、デビッド・モイーズ(David Moyes)監督にチャンピオンズリーグ初采配での初勝利をもたらした。

 この日も黒いヘッドバンドをはめ、先月に負った額のけがを守って試合に臨んだルーニーが2得点1アシストを記録し、モイーズ監督にとっては本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)での記憶に残るチャンピオンズリーグ初戦となった。

 アレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)前監督の後を継いで以来、初めて欧州の舞台で指揮を執ったモイーズ監督の前で、ユナイテッドは前半22分、監督がエバートン(Everton)時代にも指揮したルーニーが先制点を挙げた。

 後半9分にレバークーゼンのシモン・ロルフェス(Simon Rolfes)に同点ゴールを許したユナイテッドだったが、その5分後にロビン・ファン・ペルシー(Robin van Persie)が見事なボレーシュートを決めてリードを奪い返すと、さらにルーニーとルイス・アントニオ・バレンシア(Luis Antonio Valencia)が得点を追加して試合を決めた。

 オフにはチェルシーから引き抜きの打診があったものの、クラブがこれを固辞したため残留したルーニーは、クラブに退団を申し出たことはあったのかと問われると「自分のサッカーに集中している」とだけ答えた。

 またルーニーは、「マンチェスター・ユナイテッドのようなクラブで200得点を決めることができて、すごくうれしい。素晴らしい名誉だ」とコメントした。

 ここまで不安定なシーズン序盤を送ってきたユナイテッドだが、このところは得点感覚を取り戻しつつあるように見え、22日に敵地で行われるリーグ戦、マンチェスター・シティ(Manchester City)とのダービーに向けて弾みをつけている。

 英ITVテレビに対し、モイーズ監督は「今日はいい仕事をした。何か月か前、ウェイン・ルーニーは自身の得点で、偉大な名選手の仲間入りをするだろうと言った。今夜はハットトリックをするチャンスもあった」とコメントした。(c)AFP/Tom WILLIAMS