【9月6日 AFP】米カリフォルニア(California)州で発生し、世界的に有名なヨセミテ国立公園(Yosemite National Park)にまで燃え広がった同州史上4番目の規模の山火事について、米森林局(US Forest Service)は5日、ハンターが違法に火を使用したことが原因だとする調査結果を発表した。

 同森林局はまた、「リムファイア(Rim Fire)」と呼ばれるこの山火事が、同国立公園近くの違法なマリフアナ栽培農場が火元である可能性が高いとした報道を否定した。山火事は現在、その80%が鎮火している。

 同森林局の声明によると、「トゥオルミ郡地方検察局(Tuolumne County District Attorney's Office)などの調査員らは、ハンターが違法に使用した火が燃え広がってリムファイアが発生したと断定した。このハンターが公有地で違法なマリフアナ栽培を行っていたことや、火元近くにマリフアナ栽培農園があったことを示すものは見つかっておらず、現時点で逮捕者はいない」という。

 米西部の火災監視ネットシステム「インシウェブ(InciWeb)」によると、ヨセミテ国立公園近くのスタニスロース国立森林公園(Stanislaus National Forest)で8月17日午後に発生した山火事は、現在9万5442ヘクタールに及んでいるという。(c)AFP