【8月23日 Relaxnews】景気低迷下にあるスペインで、7月の観光客数が史上最高に達したことが22日、政府発表で明らかになった。スペイン国内の海辺は、政情不安定なエジプトやトルコを避けてスペインを休暇先に選んだ英国人やドイツ人、フランス人たちであふれた。

 政府統計によると、7月にスペインを訪れた外国人は790万人で、前年同月から2.9%増えた。

 上位を占めるのは英国、ドイツ、フランスからの観光客だが、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンといった北欧からの観光客が急増している。英国、ロシアからの観光客数も著しい伸びを見せている。

 外国人観光客数は、1月から7月までの7か月で史上最高の3400万人で、前年同期比で3.9%増加した。

 スペイン政府の発表では観光客急増の理由には言及していないが、旅行先として人気が高かったエジプトやトルコでの政変とスペインへの観光客が増えた時期は一致している。(c)Relaxnews/AFPBB News