【8月12日 AFP】第14回世界陸上モスクワ大会(14th IAAF World Championships in Athletics Moscow)は12日、女子100メートル決勝が行われ、ジャマイカのシェリー・アン・フレイザー・プライス(Shelly-Ann Fraser-Pryce)が10秒71で金メダルを獲得した。

 五輪で2度の金メダルに輝いている他、2009年の世界陸上ベルリン大会(12th IAAF World Championships in Athletics Berlin)でも同種目のタイトルを勝ち獲っているフレイザー・プライス。スタートこそ鈍かったものの、大舞台での経験で培った勝負強さを発揮して力強い走りを見せ、スタートから約30メートルの地点でトップに躍り出た。

 身長152センチメートルと小柄なフレイザー・プライスは、その後も確かな走りでフィニッシュラインまで疾走し、今季世界最速タイムでぶっちぎりの勝利を決めた。

 コートジボワールのミュリエル・アウレ(Murielle Ahoure)が10秒93で銀メダルとなり、アフリカ勢としては史上初めて、世界大会の短距離、個人種目でメダルを獲得した選手となった。

 銅メダルは、米国のカルメリタ・ジーター(Carmelita Jeter)が10秒94で獲得した。(c)AFP