【8月9日 AFP】大規模な火災に見舞われたケニアの首都ナイロビ(Nairobi)のジョモ・ケニヤッタ国際空港(Jomo Kenyatta International AirportJKIA)は8日、国際便の運航を再開した。東アフリカ最大の空港である同空港は、7日の火災により到着ターミナルが全焼、多数のフライトが欠航や航路の変更を余儀なくされたが、同国政府は8日深夜(日本時間9日早朝)には通常の操業に戻れる見込みだとしている。

 政府と保安当局のいずれからも火災原因について言及がない理由を報道陣から尋ねられたマイケル・カマウ(Michael Kamau)運輸インフラ相は、「臆測は控えましょう」と繰り返すにとどまった。火災現場は完全に立ち入り禁止となっており、当局はまだ被害総額を推定できていないという。

 8月は、ケニアの主要産業である観光業が最もにぎわう月の一つ。野生生物のツアーやインド洋を望む白砂のビーチを楽しむため、多くの外国人が空路で到着する。同空港は、欧州や中東、アジアに加え、他のアフリカ諸国の都市を結ぶ直行便を運航している。(c)AFP/Daniel WESANGULA