【8月10日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は5日、2013年現在で1400個を超える「潜在的に危険な小惑星(Potentially Hazardous AsteroidsPHA)」と呼ばれる全小惑星の軌道を示したイメージ図を公開した。

 これらの小惑星が危険とみなされる条件は大きさ(直径140メートル以上)と、それらの小惑星の軌道が地球の軌道と極めて近い位置(750万キロ以内)にあることだ。

 しかしPHAに分類されたからといって、こうした小惑星が地球に衝突するというわけではない。PHAの中で今後100年のうちに深刻な脅威となり得る小惑星はないとされている。今後もPHAの動きを観測し続けることで、PHAの軌道がより詳しく解明され、地球への接近や衝突の可能性をより正確に予想することが可能となるだろう。(c)AFP