【8月6日 AFP】禁止薬物規定違反により、米大リーグ機構(MLB)から211試合の出場停止処分を言い渡されたニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のアレックス・ロドリゲス(Alex Rodriguez)が5日、今季初出場を果たした。

 ドーピングスキャンダルによる一連の騒動で、この日MLBから長期出場停止処分を科されたロドリゲスは、それから数時間後、シカゴ・ホワイトソックス(Chicago White Sox)戦に先発出場した。

 ロドリゲスは2014年シーズン終了まで出場停止となっており、処分は8日から実施されるが、同選手が異議を申し立てを行っている期間中はプレーが認められる。

 試合前に記者会見を行ったロドリゲスは、テストステロン(testosterone)やヒト成長ホルモン(HGH)を含む禁止薬物を使用したとしているMLBの主張は間違いないのかという質問に対し、答えることを拒否している。

 ロドリゲスは、「私たちはそれを議論するための討論会を控えている。そこでその問題について話す」と語った。

 股関節手術と大腿四頭筋の負傷から復帰したばかりのロドリゲスにとって、この日は2012年シーズンのプレーオフ以来となるメジャー公式戦出場となった。

 ロドリゲスはブーイングを浴びながら迎えた第1打席でヒットを放つなど、4打数1安打を記録したが、ヤンキースは1-8でホワイトソックスに敗れた。  ヤンキースのジョー・ジラルディ(Joe Girardi)監督は、「私には彼が大丈夫なように見えた。それが私の言えるすべてだ」とコメントした。(c)AFP