【8月5日 AFP】第15回世界水泳選手権(15th FINA World Championships)は4日、スペイン・バルセロナ(Barcelona)で競泳女子400メートル個人メドレーの決勝が行われ、ハンガリーのカティンカ・ホッスー(Katinka Hosszu)が4分30秒41で優勝した。

 会場のパラウ・サンジョルディ(Palau Sant Jordi)に響き渡る歓声を受けたスペインのミレイア・ベルモンテ・ガルシア(Mireia Belmonte Garcia)が4分31秒21で銀メダル、米国のエリザベス・ベイセル(Elizabeth Beisel)が4分31秒69で銅メダルを獲得した。

 ロンドン五輪のこの種目で金メダルを獲得した世界記録保持者の葉詩文(Shiwen Ye、ヨウ・シブン、中国)は、無念の7位に終わっている。

 ホッスーはすでに200メートル個人メドレーを制し、200メートルバタフライでは銅メダルを獲得しており、このレースでは世界記録の更新に期待がかかっていたが、葉の記録に届くことはなかった。

 17歳の葉は、4位に終わった200メートル個人メドレーに続き、この種目でも不本意な泳ぎでホッスーから8秒10遅れてフィニッシュした。

 ロンドン五輪で葉は200メートル、400メートルの個人メドレー2種目制覇を達成している。400メートルでは米国の男子選手ライアン・ロクテ(Ryan Lochte)が金メダルを獲得した時を上回る最終ラップのタイムを刻み、4分28秒43という世界記録を樹立した。今回のタイムは、世界記録を10秒以上下回っている。(c)AFP