【8月2日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)に所属するジョン・ウォール(John Wall)が1日、同チームとの契約を2019年まで延長したと発表した。

 NBAドラフト2010で全体1位指名を受けてウィザーズに入団したウォールは、5年間8000万ドル(約80億円)の契約で合意したと報じられている。

「ジョンをドラフトで1位指名して以来、彼の成長、努力、責任感の強さには感心させられ続けてきた」とウィザーズのテッド・レオンシス(Ted Leonsis)オーナーは話す。

「彼は我がチームにとって不可欠な存在であり、正式に契約延長に至る前から、ジョンには彼を中心としたチーム作りをしたいと伝えていた。彼のリーダーシップ能力には信頼をおいている。チームの更なる進化を楽しみにしている」

 ウィザーズは2007-08シーズン以来プレーオフに進出しておらず、1982年以降にプレーオフのシリーズ突破を果たしたのは、シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)を破った2004-05シーズンだけ。昨シーズンは29勝53敗という成績に終わっており、勝つためにウィザーズはわらにもすがらなければいけない。

 ウォールは、「入団以来、ウィザーズやファン、そしてチームメイトが私を信頼してくれたことを誇りに思っているとともに、恐縮しています」とコメントした。

「信じて下さったことの恩返しとして、私はワシントンを代表し、チームが然るべき地位に達するためにできる限りのことをすると約束します」

 ウォールは昨シーズン49試合に出場し、フィールドゴール成功率44.1%を記録した他、1試合平均ではキャリア最高の18.5得点、チーム最多の7.6アシストをマークした。しかしシーズン前半には膝蓋骨負傷のため、33試合の欠場を余儀なくされていた。

 キャリアを通じては通算184試合に出場し、1試合平均で16.9得点、8アシスト、4.4リバウンド、1.5スチールを決めている。(c)AFP