【7月25日 AFP】(写真追加)オーストラリア北部特別地域(Northern Territory、北部準州)は25日、英ウィリアム王子(Prince William)とキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)の長男ジョージ王子(Prince George)の誕生を祝い、少々変わったプレゼントを贈ると発表した。――キャサリン妃の懐妊が分かった日に卵からかえったワニの赤ちゃんだ。

 新王子にちなんで「ジョージ」と名付けられたワニの赤ちゃんを報道陣に披露したアダム・ジャイルズ(Adam Giles)準州首相によると、「ワニのジョージ」は昨年の12月3日に卵からかえった。くしくも、この日はキャサリン妃の第1子妊娠が発表された日だった。

 北部特別地域はウィリアム王子とキャサリン妃が婚約した際にも、州都ダーウィン(Darwin)からワニのつがいを贈っている。

 ジャイルズ首相によると州政府は、ジョージ王子が英国からワニのジョージの近況を知ることができるよう、交流サイトのフェイスブック(Facebook)に「George the Royal Croc(王室ワニのジョージ)」のページを立ち上げる。また、ジョージ王子には毎年、ワニのジョージの成長を報告するカードが届けられるという。

 ワニのジョージは、ウィリアム王子夫妻に贈られたワニのつがいとともに「世界中に見てもらえるよう」地元で一般公開を続ける予定だ。ワニのジョージが18歳になったら、英国に引き取るかどうかをジョージ王子が選択できるという。(c)AFP