【7月22日 AFP】キューバから北朝鮮へ向けてパナマ運河(Panama Canal)を通過しようとした北朝鮮籍の船からミサイル関連部品などが見つかった問題で、パナマ当局は21日、積み荷の砂糖袋の下に隠されていたコンテナから旧ソビエト連邦時代のミグ21(MiG-21)戦闘機2機を発見したと発表した。国連安全保障理事会(UN Security Council)の制裁決議で禁じられた北朝鮮への武器供与・販売に違反する可能性がある。

 キューバ政府は、パナマ当局に押収された武器類は旧式のもので、北朝鮮に修理に出しただけだと主張している。パナマのリカルド・マルティネリ(Ricardo Martinelli)大統領は、2機のミグ21には燃料が入っており、現役の機体のようだと述べた。

 国連は8月5日に査察官をパナマに派遣し、見つかった軍事物資について調査する予定だ。(c)AFP