【7月8日 AFP】エジプトの首都カイロ(Cairo)で7日、軍によるムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)前大統領の解任はクーデターではなく、「国民の意思の反映」だと世界に示すために集まった数万人の反モルシ派デモ隊が、タハリール広場(Tahrir Square)を埋め尽くした。

 この2日前には、イスラム主義組織出身の前大統領の支持派によるデモが、同国各地で反モルシ派などと衝突し、少なくとも37人が死亡している。その対抗デモとして行われた今回の抗議は、国の暫定指導者たちが新政府樹立に向け奮闘する中、国内情勢をさらに悪化させる要因となった。

 群衆の規模が膨らむにつれ、軍用機が次々とカイロ上空をかすめ飛んだ。そのうちの1編隊は、エジプト国旗の色である黒・白・赤の長い煙を空に残し、飛び去った。

 マグダと名乗る教師は、「(モルシ前大統領を)打倒したのは、クーデターではなく、国民の革命だったことを世界に示すために、私たちは街頭に集まったのです」と、顔を輝かせて語った。

 多くの旗や横断幕が、モルシ氏を支持しているとして米政府を批判したり、同氏の大統領職解任を「クーデター」と呼ぶ米国メディアに対する怒りを表明したりしていた。

 バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領はこれに先立つ5日、米国はモルシ前大統領の追放後、エジプトのいかなる政党や組織とも「手を結んでいない」と述べている。(c)AFP/Haitham EL-TABEI