【7月5日 AFP】メキシコの首都メキシコ市(Mexico City)近郊のポポカテペトル(Popocatepetl)山が再び噴火し、メキシコ市国際空港では4日、北米発の航空便で欠航が相次いだ。

 空港当局がテレビで発表したところによると、メキシコ発着便の運航を見合わせたのはアメリカン航空(American Airlines)、USエアウェイズ(US Airways)、デルタ航空(Delta Airlines)、アラスカ航空(Alaska Airlines)の4社。また、AFPの取材に対し空港広報担当者は、メキシコと米国を結ぶ航空便の欠航は合わせて47便に上っていると話した。

 ポポカテペトル山では5月から火山活動が活発化し、特に過去27日間は避難命令発令の1歩手前にあたる「黄色フェーズ3」まで警戒レベルが引き上げられている。メキシコ国立防災当局の最新報告によれば、ポポカテペトル山は24時間前から白煙や火山灰を噴き上げており、周辺地域では直近の12時間にわたって火山性地震が観測されている。(c)AFP