【6月17日 AFP】北アフリカを中心に活動する国際テロ組織アルカイダ系「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織(Al-Qaeda in the Islamic MaghrebAQIM)」は16日、最高幹部の1人、アブデルハミド・アブゼイド(Abdelhamid Abou Zeid)司令官がマリでの戦闘で死亡したとの声明を発表した。

 AQIMはモーリタニアのANI通信を通じて、アルジェリア生まれのアブゼイド司令官は「ウンマ(イスラム共同体)とシャリア(イスラム法)を防御する戦闘で死亡した」と発表した。死亡した日にちには触れていない。同通信によると、AQIMが正式に同司令官の死を発表したのは初めて。

 AQIMによるアブゼイド司令官死亡発表に先立ち仏政府は3月、マリ北部からアルカイダ系武装勢力を排除する仏主導の軍事作戦で同司令官は死亡したと発表している。(c)AFP