【6月5日 AFP】2014年サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)アジア最終予選は4日、各地で行われ、グループBの日本は1-1でオーストラリアと引き分け、本大会出場を決めた。

 日本は後半ロスタイムに本田圭佑(Keisuke Honda)のPKで同点に追いつき、開催国ブラジルを除いた予選出場国では一番乗りとなるW杯本大会出場を決めた。

 オーストラリアのトミー・オアー(Tommy Oar)が幸運な形で先制点を奪い、日本はホームで敗戦の危機にさらされたが、マシュー・マッケイ (Matthew McKay)のペナルティーエリア内のハンドでPKを獲得し、本田が本大会出場に必要な勝ち点を手にするためのゴールを決めた。

 この結果、日本はグループBの3位以下に勝ち点7差以上をつけ、5大会連続となる本大会出場を決めた。日本がホームでW杯出場権を獲得したのは今回が初めてとなる。

 試合後に本田は、「緊張してたので、真ん中蹴って取られたら仕方ないなという気持ちで蹴りました」とコメントしている。

 日本代表のアルベルト・ザッケローニ(Alberto Zaccheroni)監督は、「私が日本に来た使命はW杯本大会出場を決めることで、それは最低限の宿題でした。これからは、世界を驚かせるために仕事をしたい」と語っている。

「試合はわれわれが主導権を握り、勝利してもおかしくなかったが、いつも通り読みづらい展開となった。しかし、選手たちは反撃するための強い気持ちを持っていた」

 一方、ヨルダン、イラク、オマーンとグループ2位の座を争うオーストラリアは、アウェーで貴重な勝ち点1を手にし、ホルガー・オジェック(Holger Osieck)監督にとっては及第点といえる結果となった。

 3大会連続の本大会出場を目指すオーストラリアは、最終予選2試合を残しており、11日にヨルダンと、18日にイラクとそれぞれホームで対戦する。(c)AFP