【5月26日 AFP】25日に行われたサッカー欧州チャンピオンズリーグ2012-13(UEFA Champions League 2012-13)決勝で、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)を2-1で下したバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のユップ・ハインケス(Jupp Heynckes)監督は、2つの異なるクラブを率いて優勝を成し遂げた4人目の監督となった。

 1997-98シーズンにレアル・マドリード(Real Madrid)を率いて優勝しているハインケス氏は、エルンスト・ハッペル(Ernst Happel)氏、バイエルンとドルトムントの両クラブを率いて優勝したオットマー・ヒッツフェルト(Ottmar Hitzfeld)氏、そしてジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)氏の3人の足跡に続いた。

 チャンピオンズリーグを複数回制した19人目の指揮官となったハインケス監督は、ロンドン(London)ウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で行われた決勝戦では、ネレオ・ロッコ(Nereo Rocco)氏、 マット・バスビー(Matt Busby)氏、リヌス・ミケルス(Rinus Michels)氏、ジョー・ペイズリー(Joe Paisley)氏、ヨハン・クライフ(Johan Cruyff)氏、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)氏に続き7人目の優勝監督となった。

 68歳のハインケス氏は今シーズン終了をもって監督業から引退し、バイエルンの指揮を元FCバルセロナ(FC Barcelona)監督のグアルディオラ氏に託すことが決まっている。

 バイエルンは後半15分にマリオ・マンジュキッチ(Mario Mandzukic)のゴールで先制したが、ドルトムントは同23分にイルカイ・ギュンドアン(Ilkay Gundogan)のPKで同点に追いついた。しかし、バイエルンは同44分にアリエン・ロッベン(Arjen Robben)のゴールでドイツ勢対決となった一戦に決着をつけた。(c)AFP