【5月23日 Relaxnews】アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ(Dubai)の超高級ホテル「ブルジュ・アル・アラブ(Burj Al Arab)」が、24金メッキの「iPad」を宿泊客に貸し出すサービスを開始した。最上級の豪華さを尽くす同ホテルの新たな取り組みで、滞在中は専用の「仮想コンシェルジュ」として機能するという。

 滞在客は金色のタブレット型端末を用いて、ゲストサービスからレストランやスパメニューの予約、個室でのディナー、バトラーサービス、清掃サービスなどを直接リクエストできる。

 金メッキの特注iPadは英国製で、同ホテルロゴのエンボス加工入りだ。ホテル内のショップでの購入も可能で、価格は3万7490ディルハム(約105万円)だ。他にも金メッキのiPad miniiPhone 5、ブラックベリー(Blackberry)Q10なども販売している。

■「仮想コンシェルジュ」は業界のトレンド

 ブルジュ・アル・アラブの他にも、業界のトレンドとしてタブレット型端末を利用した「仮想コンシェルジュ」を取り入れるホテルは増加傾向にある。

 ニューヨーク(New York)のプラザホテル(Plaza Hotel)では宿泊客にiPadを提供。これを使って宿泊客は、ホテルの各種サービスの呼び出しや、室温や照明の調整を行える。

 また、米カリフォルニア(California)州クパティーノ(Cupertino)にあるスターウッドホテル&リゾート(Starwood Hotels and Resorts)傘下のアロフトホテル(Aloft Hotel)では、宿泊客がフロントでタブレット型端末でチェックインや予約を行える。(c)Relaxnews/AFPBB News